4月8日-10日

思ったより多くの人の目に触れているようで恥ずかしい。この恥ずかしさを受け入れ何日耐えられるかこの日記。

 

4月8日

さて、自宅勤務になった時点で私は年度末で多忙だったこととおそらく非常時のストレスで通常37℃に届こうかという体温がこの1ヶ月徐々に下がり続け36℃を切るかというところまできていた。体温が1℃下がると免疫が30%下がるとも言われているので、昨日までなかなかにスリリングだった。感染の有無については2週間程度様子を見る必要があるが、感覚的には逃げ切った感じだ。ありがたい。とにかく休養しろと同居している恋人の人に言われたので、ひとまず体温がある程度上がるまで仕事以外の時間は横になることにする。

 

4月9日

今日も仕事以外は横になっている。横になりつつ、とにかく伝染病の基本的な知識が不足しているのでいろいろ調べることにする。違法なので言いづらいが、YouTubeに上がっている過去の特集番組が使える。違法なので言いづらいが、その中でも3年前に放送されたらしい「NHKスペシャル【MEGA CRISIS 巨大危機3 ウイルス大感染時代】」が入門として非常に理解しやすく、そして非常に予言的だ。違法なのでここにリンク貼りづらいけど。この番組に登場している研究者たちが今回のクラスター対策班のメンバーに名を連ねているようだ。世間の矢面に立つ覚悟をした研究者を私はいつも尊敬する。科学は常に「その時点でわかっている(もしくはその時点でそう思われる)こと」しかない。特にこの未知のウイルスには当然だけど専門家がいない。わかっていることですら非常に少ない。こんなにもわからないのに人に何かを発信することは研究者にとって非常に勇気がいることだと思う。私も研究者としてではないが震災の復興事業で故郷の福島に戻って働いていた折に放射性物質について説明する機会が結構あり、どんなに勉強しても自分が間違ったことを言っていないか古い知識ではないのかといつもものすごく怖かった。研究が進んで、あの時言ったことと内容が変わっていることもあると思う。

 

4月10日

今日も仕事以外は横になっている。伝染病は災害で、だからいまは災害時だ。何かできることがあればしたいけど、今回は私のような人間は家にいて感染しないのが最も世の役に立つだろうし、家に居てできることで考えてみる。

 

まず私が個人的に強く願っているのは医療従事者の方の安全確保だ。それと新型コロナウイルスが根本的に解決する方法であるワクチン開発の成功。ワクチンが開発され量産できるようになり、あまねく人に接種できるようにならないとどうにも解決しない。過去に農薬開発に携わっていた経験から言えるのは「薬やワクチンを完成させるまでには膨大な人件費と資材費と時間がかかる」で、さらに言うと「時間は人件費と資材費が潤沢であれば短縮できることがある」だ。分野は違うが、例えば予想を超える多額の寄付によってサグラダファミリアの工期が短くなっているみたいな感じ。

 

以上を踏まえ、私はまずここに毎月給与日にほんの少しだがお金を託すことにした。

readyfor.jp

ちょっとやりたいことがあって副業禁止規定を気にしなくて良いように昨年正規から非正規に雇用を変えたため自分の生活がこの先どうなるか全くわからないけど、わかってるうちは頑張って出したい。