4月28日-30日

4月28日

1日中ひたすら本棚を整理する。現在の住まいに引っ越してきた時に日当たりの少ないところに美術書を入れた以外適当に詰め込んでいて崩壊寸前だったので、きちんとストーリーを考えながら再配置していく。ほとんどは参考資料として持っているものなので、分野を自分なりに関連させておくと必要な時探しやすいしアイデアを発見しやすい。

 

今回の本棚は簡単に書くとこんな感じ。

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手書き汚いな。

1日中集中して配置を考えていたら次第に人生観について自らを問いただすことになってしまい疲れ果てた。

 

4月29日

昨日頭を使いすぎて体調が悪い。のぼせて顔がほてる知恵熱状態。とりあえずなんとか軽い掃除洗濯だけこなし、あとは寝ながら新型コロナウイルスの病疫的な情報を軽く漁る。

 

最近参照先に加わったサイト。現場で診療している医師の方のブログで、現在の医療機関の状況や感染者数動向の実際、最新のエビデンスが把握できる。こういうのが最高にありがたい。

news.yahoo.co.jp

 

全体的に見渡すと、無症状患者の全陽性者における割合など今後データを集積して徐々に推定されていくものについては当然知見が少ないものの、普段生活をしていくのに必須の知見については粗方出てきた感じがする。

 

科学分野に関連する有事の時、個人的に「市井の我々の生活に必要な知見は粗方明らかになって初期の混乱は落ち着き、あとは専門家が研究を続けて少しずつ明らかになっていく知見を通常のニュースとして見ながら、少し気をつけることが増えた日常を粛々とやっていくことになるんだろうなあ」と思うタイミングがあるのだが、今回は基礎研究が進んでいたり(コロナウイルス自体は一般的な風邪のウイルスなので)、世界同時に状況が動いていたりするからか、例えば原発事故の時よりはこのタイミングがかなり早くやってくる気がする(あくまで個人の感覚)。私は震災後に福島で森林内の線量動向調査の指揮および森林除染の現場監督として働いたが、「学術的な初期対応は終わった。あとはルーティーンで研究者が追っていくもので、もうこの分野で私にできることはないだろう」と思い至り職を辞すまでには5年ちょいかかった。

 

まあ科学は数学と違って未来永劫正しいということを約束されていないから、新型コロナウイルスに関する現在の研究成果やそれに基づく対応がどの程度正しいのかどうかは今のところ判断が難しい。全ては現時点での最新、最善でしかない。震災当時、各専門家の研究成果とそれに基づいて私が取り組んだ仕事が故郷に真に貢献したのかどうかは歴史の審判を待つしかないように。わからないなりにやっていくしかないのが非常時というものなのだろう。

 

4月30日

仕事など。昼に5日ぶりくらいに近所のホームセンターに買い物に出る。そこそこ人がいた。報道では主要都市の人の減少率を連日報道しているが、テレワークが進む東京近郊では追加的に住宅街での人の密集を見ていく必要がありそうだと思う。